卒業生のみんなへ@小野教室【勧修中・醍醐中・栗陵中・小野小・北醍醐小・醍醐西小・すべての高校生】

ブログをご覧の皆さま。いつもありがとうございます。

個個塾+小野教室の井上です。

今日は中学校の卒業式ですね。中3の皆さん、おめでとうございます。

少し前には高校の卒業式もありました。高3のみなさん、おめでとうございます!

先生たちには挨拶をちゃんとできましたか?

保護者の方に感謝を伝えることはできましたか?

晴れやかな気分で今日を迎えていてほしいと心から願います。

でも、中には中学校の思い出が必ずしもすべて明るいものだったと言えない人もいると思います。

友達関係で悩んでいた

勉強ができなかった

忘れられない失敗をした

それぞれにそれぞれの想いがあると思います。

だからそんな人たちに向けて今日のブログを書こうと思っています。

先生もこう見えて実は小学校も中学校も高校も大学も「卒業」しています。

中でも中学校の卒業式の思い出が強く残っていますね。(高校の卒業式は奇跡の大寝坊で退場しかできず…大学の卒業式はそもそも覚えていません(笑))

 

先生の中学卒業式の思い出は、中学生活の中で先生の心に刻まれたある大きな悲しい思い出と深く結びつきがあります。

 

それは忘れもしない中学2年生のある英語の授業で起きました。

その日の授業は教科書の英文を二人一組でパートに分かれて読み合いをするというものでした。だから授業が始まったら隣同士でペアになりなさい。という指示が先生からありました。

でも先生の隣の席の人がたまたまお休みで、ペアを組む人がいなくなりました。

だから手を挙げて「先生、ペアになる人がおらへんわ」と言いました。

そしたらALTの先生が満面の笑みでこっちに来てくれたんです。

「耐えたー!あの先生と今日はペアか!」

そう安心していたらその先生の口から耳を疑う英文が飛び出しました。

 

「This is your friend」

 

そういって自分の消しゴムを机に置かれたんです(笑)

 

いや衝撃すぎ‼

 

この時ばかりは英文の意味を理解したくなかったですね(笑)

クラスのみんなはこっちを見てるし、好きだった子もクスクス笑っていました…

 

無茶苦茶ショックだったんですよ。今でもペアになるということに関して不安を感じるくらいに衝撃でした。

それでもいままで明るいキャラでやってきたからその日も大親友の消しゴムと一緒に、裏声を使いながら英文の読み合わせをしましたよ。

でも心の中では悲しい思いをしていました。

そんなもやもやした感情を中学の卒業式まで持っていました。でも卒業式ですべてをなしにしたかった自分は、卒業式が終わった後そのALTの先生のところに行き、笑顔でポケットから消しゴムを取り出して言いました。

「Hey Mic! This is your best friend」

帰ってきた言葉はこうでした。

「You are crazy.」

文化の違いですかね!

あの時の自分を精いっぱいに抱きしめてやりたいです(笑)

まあおかげで今こうして昔の悲しいお話を笑ってできるようになりましたけどね。その時のクラスの友達はそのエピソードなんて覚えていないと思いますけどね。

どうでもいい話をここまで書いてきましたが、何を言いたいかというと

「3年間よく頑張ったね。お疲れ様。」

ということです。

先生のめちゃくちゃどうでもいい悲しい話よりも比べられないような経験をした人もいると思います。

どうしても学校に行きたくなくなったり、逃げたくなったこともあったと思います。

それでもよく頑張りましたね。辛い思い出も、悲しい出来事も、きっと時間がたって大人になれば、少しはマイルドになってくるものです。

だから今日は3年間頑張った自分をほめてあげてください。

悔しい思いを持ったり、悲しい思いを胸に秘めていたり、そんな感情を抱きながら校門をくぐった日もあったと思います。それでも頑張って卒業をしたんです!偉すぎる!みんな抱きしめてあげたいくらいに偉いよ!

そして保護者の皆さまもお疲れ様でした。思春期に差し掛かる子供たちは決して毎日が順風満帆であったとは思いません。

お子様を想い、不安になられたり、悩まれたりしたことと思います。

そんな中、晴れの日をお迎えになられたことを心からお祝い申し上げます。

みんな!

これからは新しい生活が待っています。

めちゃくちゃ楽しいことも、そうでないこともあると思います。

先生含めて個個塾の先生たちはそんなみんなの一喜一憂を隣で一緒に経験できることを楽しみにしています。

しんどい時、苦しいときは頼ってくださいね。

一緒に歩きましょう。

個個塾+小野教室

教室長 井上隆之亮