高校入試の面接でよく聞かれる質問一覧|答え方の例も解説

「高校入試の面接でどんな質問をされるか不安」

「よく聞かれる質問はもれなく対策したいけれど、どこからはじめてよいかわからない」

高校の面接試験を前に、このように悩む受験生は少なくありません。

この記事では、高校入試の面接でよく聞かれる質問例を一覧表で紹介するとともに、それぞれについて答え方のポイントを解説します。

公立高校・私立高校に共通する定番の質問はもちろん、推薦入試や私立高校特有の質問例も紹介していますので、受験校に合わせて対策を進めてください。

高校入試の面接でよく聞かれる質問一覧と準備のポイント

まず、高校入試でよく聞かれる質問を一覧表で確認しましょう。あわせて、面接で話す内容を準備する際のポイントも解説します。

受験対策用|面接でよく聞かれる質問一覧

出題頻度の高さに応じて「定番の質問」と「聞かれる可能性が高い質問」に分けて、一覧にまとめました。★印がついている質問は、回答の例文も紹介しています。

「回答の要点」欄には、何について話すかを簡潔にまとめておきましょう。対策を終えたものからチェック欄に印をつけてください。

私立高校や推薦入試を受験する場合は、この記事を参考にして、対策すべき質問を絞り込んで枠欄に記入してください。ほとんどの中学校では受験校の過去の出題傾向を調査しているため、先生にも相談しながら絞り込むことをおすすめします。

質問例
★は回答の例文あり
回答の要点 チェク欄
定番の質問例 志望理由・志望動機
中学校生活でがんばったこと(★)
高校生活でがんばりたいこと
将来の夢・希望の進路
長所と短所(★)
得意科目と苦手科目
最近気になるニュース(★)
自己PR(★)
聞かれる可能性が高い質問例 部活動や生徒会活動
志望校の印象や特色(★)
趣味・特技
尊敬する人や好きな言葉
私立/推薦入試など

※調査・作成:個個塾

面接で話す内容を準備するポイント

面接で自信をもって答えるために、3つのポイントを押さえて話す内容をまとめておくことをおすすめします。

ポイント

1.自分なりの考えやエピソードを盛り込む

2.初めに結論を述べ、その理由やエピソードを話す

3.1分〜1分30秒 目安に、話す練習をする

自分の考えやエピソードを盛り込むと説得力や人柄が伝わり、結論から話すことで要点が伝わりやすくなります。1つの質問につき1分〜1分30秒を目安に話す練習をしておくと、限られた面接時間でも要点を外さずに答えられます。

公立高校・私立高校共通|面接でよく聞かれる定番の質問例と答え方

公立・私立を問わず、高校入試の面接で定番の質問群から対策を始めましょう。

ここでは、8つの定番質問について回答のポイントを解説します。

①志望理由・志望動機

志望理由や志望動機は、面接官が「なぜこの高校を選んだのか」「入学の意欲がどの程度か」を確認する定番質問です。

高校の特色や部活動など、志望校ならではの特色を自分の興味や将来の目標と結びつけて話すと、入学への強い意志が伝わりやすくなります。

「人からすすめられた」という理由はきっかけとしては問題ありませんが、そのまま答えると入学に消極的な印象を与える可能性があります。「すすめられて調べたりオープンスクールを体験したりした結果、なぜこの高校に行きたくなったのか」を自分なりに整理して伝えましょう。

②中学校生活でがんばったこと(★)

中学校生活でがんばった経験を通して、受験生の物事への取り組み方や努力する姿勢について確認するための質問です。

学業・生徒会活動・行事・部活など具体的なエピソードをまじえ、工夫したことや学んだことを伝えるようにしましょう。

★回答例

「私は中学3年間、バスケットボール部で活動しました。未経験からのスタートでしたが、毎日の自主練を続けた結果、3年生の夏の大会でレギュラーとして得点を決めることができました。この経験から、目標に向けて努力を続ける大切さを学びました。」

③高校生活でがんばりたいこと

この質問では、受験生の高校生活への意欲や目的意識、主体的に行動する姿勢を見られます。

中学校でがんばったことと同様で学業・生徒会活動・行事・部活などから具体例を選び、なぜそれに力を入れたいかを話しましょう。志望校が力を入れている活動への参加や、希望の進路につながる勉強などもよいテーマです。

「いろんなことに挑戦したいです」という回答は具体性に欠けてしまうため、面接官の印象に残りづらくなります。がんばりたいことが決まっていない場合は、高校のパンフレットや公式サイトを参考にしながら、この機会に高校生活を具体的にイメージしてみましょう。

④将来の夢や希望の進路

高校卒業後の進路についての質問で、面接官は受験生が将来を意識して志望校を選んでいるか、高校生活を通して夢に向けて成長する意欲があるかを確認しています。

明確に夢や希望の職業が決まっていない場合でも、興味のある分野など、自分で調べたことを具体的に伝えられれば問題ありません。「将来はものづくりに関わりたいので、工業高校を選びました」のように、志望校の特色と結びつけて答えるのもよいでしょう。

⑤自分の長所と短所(★)

長所や短所についての質問では、面接官は受験生が自分の強みや弱みを客観的に捉えているか、長所を伸ばし短所を改善する姿勢があるかを見ています。

高校だけでなく、大学や専門学校への進学や就職でも、自己分析は欠かせません。自分の強みは自信をもって、弱みは改善のために工夫していることもあわせて話すと、前向きな姿勢が面接官に伝わります。

★回答例

「私の長所は、最後まで物事をやり遂げる粘り強さです。英検3級合格を目指し、毎朝30分早起きして3ヶ月勉強を続けた結果、合格することができました。 」
「短所は、慎重になりすぎて行動するまでに時間がかかることです。先生や先輩に「失敗を恐れずやってみよう」と助言を受けてからは、まず行動してから考えるよう意識しています。 」

⑥得意科目と苦手科目

得意科目と苦手科目の質問では、単にテストの点数ではなく、学業への姿勢や取り組み方が見られています。

それぞれについて、好きな理由や苦手な理由を述べ、苦手な科目は特に克服のために工夫していることも話しましょう。

⑦最近気になったニュース(★)

最近気になったニュースについての質問では、面接官は受験生が社会に関心を向けているか、自分なりの意見を持って関わろうとしているかを見ています。

身近な地域のニュースから国際的なニュースまで、自分に引きつけて答えられる話題を選びましょう。ニュースの内容を簡潔に説明したうえで、自分なりの意見や感想を述べることがポイントです。

★回答例

「最近気になったニュースは、隣の市の高校付近で熊が目撃されたことです。身近な問題として日頃から身を守る意識を持つと同時に、熊が人里に出てこなくて済むよう山の環境を守ることも大切だと感じました。 」

⑧自己PR(★)

自己PRは、受験生が自分の強みを客観的にとらえているか、志望校でどう活かせるかが問われる質問です。

長所の質問と似てはいますが、強みや実績をアピールするだけでなく、それを入学後にどう活かしたいかまで述べることが大切です。

★回答例

「私の強みは、周囲と協力して物事を進める力です。合唱コンクールでパートリーダーを任された際、声が出ていない人に理由を尋ねて協力を促した結果、チーム全体で上達できました。この経験を貴校の行事や部活動でも活かし、リーダーに積極的にチャレンジしていきたいです。 」

公立高校・私立高校共通|面接で聞かれる可能性が高い質問例と答え方

続いて、高校入試の面接で聞かれる可能性が高い質問4つについて、高校側が聞きたいことや答え方を解説します。

定番の質問群に加えて、以下の4つの質問まで回答を準備して練習しておけば、自信をもって面接当日を迎えられるでしょう。

①部活動や生徒会活動について

部活動や生徒会活動については、「中学校生活でがんばったこと」などの質問例でも答えやすい話題ですが、単体で深く掘り下げて質問されることもあります。

活動の内容だけでなく、そこで得た学びや成長につながるエピソードを具体的に伝えましょう。

役職を務めた経験があれば、責任感やリーダーシップについてアピールする材料になります。

②志望校の印象や特色について(★)

受験生が志望校を事前に調べ、特色を押さえたうえで志望しているか、志望校との相性がよいかを確認されます。

志望校のパンフレットや公式サイト、学校説明会やオープンスクールなどで得た印象や、魅力を感じた特色について、「〇〇と感じました」と率直に答えましょう。

さらに、学校の特色と高校生活でチャレンジしたいことや将来の希望と結びつけて話すと、志望の意欲が伝わります。

★回答例

「私はオープンスクールのボランティア活動(手話体験)で、先輩方が初めての私にもわかるようゆっくりやさしく教えてくれたことに、思いやりの精神を感じました。この経験から、私も貴校でボランティア活動にチャレンジしたいと強く思いました。 」

③趣味・特技について

受験生の人柄を深く掘り下げるための質問ですが、緊張をほぐすために聞かれることもあります。

難しく考えず、好きなことや得意分野への熱意が伝わるように素直に話しましょう。それらを通じて学んだことも添えると、より印象が良くなります。

④尊敬する人や好きな言葉について

尊敬する人や好きな言葉(座右の銘)は、受験生の人柄や価値観を知るために聞かれます。

答えやすいテーマですが、当日慌てないよう、事前に話すことを準備しておきましょう。

尊敬する人物は、有名な人物や何かを成し遂げた人物などのほか、家族・恩師・先輩など身近な人物を選んでもよいです。尊敬する理由やその人物の人柄がわかるエピソードなどを添えましょう。

好きな言葉は、格言や歴史上の人物の言葉などから、自分の行動の指針となるような言葉を選びましょう。その言葉が自分のどんな行動を支えてきたかを話すことが重要です。

参考:明光プラス 高校受験の面接頻出の質問8選 | 合格力がグッと上がるコツと回答例を紹介!

推薦入試や私立高校の面接でよく聞かれる質問例

推薦入試や私立高校の面接では、定番の質問に加えてそれぞれについて特有の質問があります。受験校や受験スタイルに合わせて、面接の準備を進めましょう。

中学校や塾でも過去の出題例を追跡調査していることがあるので、先生方と相談しながら対策する質問を絞り込み、一覧表に記入して進めてください。

推薦入試の面接でよく聞かれる質問例

推薦入試では、以下のように推薦された理由に見合う実績や意欲があるかを確認する質問が多くなります。

・志望動機

・中学校での実績や評価できる点

・推薦されたことについてどう思うか

・入学後に推薦された分野でどう力を発揮していきたいか

志望理由書や作文の内容を深く掘り下げられることが多いため、面接の回答と一貫性を持たせることが大切です。

なお、推薦入試では面接で集団討論を実施する高校もあるため、受験校の傾向を確認しておきましょう。

参考:明光プラス 高校受験の面接頻出の質問8選 | 合格力がグッと上がるコツと回答例を紹介!

私立高校の面接でよく聞かれる質問例

私立高校の面接では、以下のように学校独自の教育理念やカリキュラムへの理解度を確認する質問が増える傾向があります。

・建学の精神について知っているか

・本校のどのような点に魅力を感じたか

・他校を受験するか、合格した場合は入学するか

建学の精神や理念は、志望校のパンフレットや公式サイトで確認しておきましょう。知っているだけでなく、それに対して共感を示す言葉を添えることが重要です。

併願について聞かれた場合は、「〇〇高校を受験予定です」と率直かつ正直に答えて問題ありません。そのうえで、何に魅力を感じて志望校を併願先に選んだか、入学した場合はどんなことに力を入れたいのかを答えられるようにしておきましょう。

参考:進研ゼミ中学講座 高校入試の面接 よく聞かれる質問と対策

高校入試の面接についてのQ&A

最後に、受験生から寄せられることの多い、高校入試の面接に関するよくある質問とその回答を紹介します。

Q.準備していない質問をされたらどうする?

A.必要であれば少し時間をもらい、思いついたことを素直に伝えましょう。

どれだけ準備しても、本番で想定外の質問をされる可能性はあります。そのような場合は、無理に取り繕わず、正直に答える方が好印象です。

基本的に、面接官は温かい目で見守ってくれています。これまで対策を積み上げた自分を信頼しましょう。

Q.集団面接で準備していた答えを先に話されたらどうする?

A.ほかの人と回答の内容が同じでも、自分なりの意見を述べれば問題ありません。

準備していた答えを先に言われても、焦って別の内容を話す必要はありません。「私も〇〇さんと同じで、~と考えます」と話し、自分なりの理由やエピソードを加えましょう。

集団面接では、ほかの受験生の話をしっかり聞く姿勢も大切です。

Q.緊張して答えに詰まったときはどうする?

A.緊張して頭が真っ白になってしまったときは、無理に話を続けようとせず、ひと呼吸置いて、落ち着くことを優先しましょう。

緊張を無理に抑え込むと逆効果になるため、面接官に「緊張しています」「少し時間をください」と正直に伝えても問題ありません。

なお、例文を丸暗記すると本番で「間違えずに話さなければ」という気持ちが働いて緊張しやすくなります。

答えたい内容はキーワードや要点で整理して練習しておくと、質問の仕方が変わっても柔軟に対応できます。

参考:進研ゼミ中学講座 高校入試の面接 よく聞かれる質問と対策

高校入試の面接に向けてよく聞かれる質問から対策したい人は個個塾の無料体験へ

高校入試の面接では、志望理由や中学校生活でがんばったことなど、定番の質問がある程度決まっています。この記事で紹介した質問一覧表でよく聞かれる質問を整理しながら、自分なりのエピソードを交えた回答を準備しておきましょう。

推薦入試や私立高校を受験する場合は、それぞれの入試形式に特有の質問にも対応できるよう、学校の情報を調べて面接対策に取り組むことが大切です。

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この記事の監修者

石橋

石橋
中学受験主任・個個塾東野教室マネージャー
中学受験専門の集団塾にて受験算数の教科指導および生徒指導の経験を持ち、個別指導も合わせると、これまでに延べ100名以上の中学受験生の学習支援に携わり、両指導形態において、受験指導の最前線を経験してきた。
志望校合格から逆算した学習設計と学習量の徹底管理を行い、生徒一人ひとりに合わせた志望校戦略の立案と伴走型指導を実践。集団・個別の両面から中学受験指導を熟知している。
現在は教室マネージャーとして教室運営を担いつつ、中学受験主任として指導方針・教材設計・講師育成を統括している。中学受験に対する戦略性と個別最適化の両立を得意とする指導責任者。洛星中学などの最難関中学校の合格者を輩出。