ブログをご覧のみなさまこんにちは。
六地蔵教室の古賀です。

 

2019年に入り、六地蔵教室は「新中1生」が中学の予習をスタートしています。
ひとりひとりの個性を見ながら、12年の中で
まったく違う人生をそれぞれが送ってきたこと、
その後ろに、一筋縄ではいかない「わが子」に対する「個別指導」をお母さま・お父さまが頑張ってこられたことを感じます。

その上で、
学校で、家で、本人が、親が。
小学生の間に「できること」や「やりたいこと」はなんなのだろうと考えてみました。
子育てについてなどと大きく書くつもりはありませんが、
徒然と読んでいただければと思います。

まずご家庭のこと。
お子様が小学校に入り、ようやく「子育て」の「乳幼児期」が終わった、という感覚があるでしょうか。幼稚園か保育園か、どちらを経由したかによっても違いますが、
子どもにとって大きな社会・集団と交わる時期で、一方でご家庭の手は少し離れやすくなります。
（離れられるという意味ではなく、物理的に接触時間が減るという意味です）
時短や休職されていたお母さまが、フルタイムに戻りやすいのもこのころでしょうか。

次に勉強のこと。
幼稚園が私立である場合を除き、本格的な「勉強」が始まります。
ここで、子供たちは「能力の差」にぶつかります。
「能力の差」は多かれ少なかれあるものです。
カリキュラムというものが存在し「決められた期限内に習得できなければいけない」という状態が始まります。

次に小学校の先生のこと。
友人にも何名かいますが、かなりハードな仕事だと思っています。
専門知識が多く必要なうえに、学年の差も大きく、保護者との関係性も幼稚園や保育園ほどの結びつきはなくなりやすく、また公教育であるがゆえに、先生の正義を通せない歯がゆいシーンもあるかと思われます。目に見えて問題のある子どものケアに追われ、
問題行動はないけれど、サポートが必要な子に、手が回りにくくなります。

次に社会的な世代格差。
子どもたちはもう、デジタルネイティブの世代ですが、今小学生の親の年齢にあたる世代の親御さんや、その家族の中には、その「子供たちにとっての普通」あるいは「危険」が理解できず、極度に抑制したり、放置するしかない「無力」にぶつかります。
我々塾のものもそうです。
常に「アップグレード」しておかないと、古いOSでは対応できなくなってきます。
（こんな比喩さえ、通じる世代は限られているかもしれませんし、
一方で「デジタルのリテラシーがない子供」にも通じないかもしれません。）

英語の教育が。
プログラミングが。
センター試験がなくなったその後は？
うちの子は将来生きていけるのだろうか？

ひとつひとつの憂いや不安が、
大きく膨らみ始めるのも、このころかもしれません。

塾としてはここで、
「うちに英語を任せてください！」
などというべきなのかもしれませんが、
全ての問題や不安をなんとか乗り越えていくのは、
ようやく「自分の意思を頑張って伝えることができはじめる小学生の間」に、
たくさん会話をして、その子の望むこと、自信をつけてあげられること、がんばりたいことを、
全力でやらせてあげることに尽きると思います。

それが勉強や英語や、パズルであれば、個個塾にご相談ください。

発達の研究者、あるいは教育の研究者の間では、
育児休暇は未就学児の親に適応されるものだが、
本当に親と対話・会話が必要になる小・中学生の間にこそ、
家に親がいる環境（その一方、ある程度放置してあげる環境）が必要だという方もおります。

親も親で、大人も大人で、己の仕事、会社の制度、ライフイベントがあるでしょうが、
それでもなんとかしたいものがあるときに、
人は社会と戦うのでしょう。
そんな馬力がないときは…まずはゆっくり食事と睡眠をとってくださいね。

話がそれましたが、
小学生の間に「すべき」正解はないと思います。
自尊心と、体力と、興味の翼だけ、大きく広げられるようにサポートするのみです。
１～３月は次の学年に向けた貯金の季節。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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