いつもブログをご覧いただきありがとうございます！！椥辻教室の青井です(^^)/

入試シーズンが本格化し、ついに中学受験とセンター試験が今週の土日に迫りました。やるべきことは前日までに終わらせて、当日はリラックスした状態で臨めると良いですね。どうあがいても緊張はするものです。その緊張とどう向き合っていくかが重要になるので、気持ちを落ち着かせて頑張りましょう！！

さて、今回は冬期講習中のとある生徒とのエピソードを通して、「それぞれゴールの場所は違う」ということをお伝えしたいと思います。

個個塾では、冬期講習中に、「冬の陣」という受かるまで帰ることができないテストを実施しています。合格のために必要な％が設けられ、その基準をクリアできるまで再テストをするというものです。これと同様のテストは夏期講習でも行われ、「夏の陣」としてみなさん頑張ってくれました。

椥辻教室に通ってくれているとある生徒が、今回冬の陣にチャレンジしました。色々な事情があり、夏期講習では中3受験コースで受講しておらず、夏の陣も受けてはいませんでした。なので、冬期講習の内容を相談する面談の際、私は冬期講習も受験コースではなく個別コースを案内しようと思っていました。しかし、学校のテストに向けて勉強を頑張り、良い結果を出してきたことが本人の自信につながったのか、「受験コースで頑張りたい。冬の陣も受ける。」と自ら言ってきてくれました。「受験コースは本当に大変だよ？頑張れるか？」という問いにも力強く頷いてくれました。そしてその答え通り、冬期講習が始まる前から冬の陣の勉強を始めてくれました。さらには、1日目から順調に合格し、良い表情で毎日帰ってくれました。

そして迎えた6日目。彼がこう言ってきました。「先生、限界です。」

そのまま面談室で話をしました。「詳しく聞かせてほしい」というと、不合格の英語のテストを見せてくれました。3回目の、再々テストでした。彼の合格ラインは8割だったので、64点で合格です。そのテストには56点と書かれていました。そして、「もう限界です。もう無理です。」と彼は言いました。涙を浮かべていました。

僕はその場で、「合格です。」と言いました。きっと「甘えるな。」とか、「そんなんで受かると思ってるのか。」とでも言われると思ったのでしょう。彼はびっくりしていました。合格を出したのは当然です。僕の中で考えていた、彼に頑張ってほしいラインは十分に超えていたのですから。

僕は彼が簡単に限界だと投げ出さないことを知っています。
僕は彼が勇気を振り絞って話してくれたことを分かっています。
僕は56点という点数が、彼が頑張りぬいて到達した点数だと知っています。
何より、冬期講習中の勉強の様子を見てきました。

だからこそ、「胸を張って帰りなさい。」と伝えたのです。個個塾で頑張っているみなさんは、大きい、小さいはあれど、それぞれのゴールを目指していると思います。そのゴールは、誰かと比べたり、誰かに無理やり決められるものではありません。これから受験するみなさんは、他の誰でもない自分の頑張りに誇りをもって、チャレンジしてきてください。応援しています。

ちなみに、彼はその後の7日目と8日目のテストをきちんと合格して帰りました。後日談です。今回も最後までご覧いただきありがとうございました！！次回もぜひご覧ください！！