子どもが勉強しない理由について!原因と正しい対応法

「子どもがなかなか勉強しない」「何度言っても机に向かわない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
子どもが勉強しない理由は、やる気がないからとは限りません。
勉強の内容が難しい、勉強の仕方がわからない、スマホやゲームの誘惑が多いなど、さまざまな原因が重なりあっていることがあります。
そんなとき、保護者ができるのは子どもを責めるのではなく、勉強しない原因を理解し、一人ひとりに合った対応をすることです。
この記事では、子どもが勉強しない理由や親が避けたい行動、小学生・中学生への正しい対応法について解説します。
子どもが勉強しなくて困っている方は、ぜひ参考にしてください。

子どもが勉強しないのは親のせいなの?

子どもが勉強しないのは、親のせいとは限りません。子どもが勉強しないと、「自分の育て方が悪かったのかな」「親のせいなのかもしれない」と不安になる方もいるでしょう。
しかし、子どもが勉強しない原因は、親だけにあるわけではありません。

もちろん、親の関わり方が子どもの勉強への意欲に影響することはありますが、それだけが理由とは限らないのです。
勉強の内容が難しくてついていけない、勉強の仕方がわからない、スマホやゲームに興味が向いているなど、子どもによって原因はさまざまあります。
大切なのは、「親のせい」と決めつけるのではなく、子どもが勉強しない理由を理解し、一人ひとりに合ったサポートを心がけること。
原因を冷静に見極めることが、解決への第一歩になります。

子どもが勉強しない原因

子どもは新しいことを知ったり、できなかったことができるようになったりすると、大きな喜びを感じます。
そのため、本来は勉強自体が嫌いというわけではありません。
それでも勉強しない場合は、子どもなりの理由が隠れている可能性があります。
子どもに合った対応をするためには、まずは原因を知ることが重要です。
ここでは、子どもが勉強しない主な原因を紹介します。

なぜ勉強するのかわからない

「なぜ勉強しないといけないの?」と疑問に思っている子どももいます。勉強の必要性を理解できていなければ、机に向かう気持ちになれないのも無理はありません。

大人になると勉強の大切さに気づきますが、子どもにとって「将来のために勉強する」という話は、まだ実感しにくいものです。目的地がわからないまま歩き続けるのが大変なように、勉強する目的がわからないままでは、やる気も続きません。

子どもの好きなことや興味のあることと勉強を結びつけながら、「今勉強しておくと、中学生になってから授業がわかりやすくなるよ」と身近な例で伝えることで、勉強への意欲につながることがあります。

勉強の内容が難しくてついていけてない

勉強の内容が難しくなると、授業についていけず、勉強が嫌になってしまうケースはよくあります。子どもによって理解するスピードは異なりますが、学校の授業は同じペースで進みます。そのため、まだ理解していないのに授業が進んでいくことも少なくありません。

わからない部分をそのままにすると、次の内容も理解しづらくなり、勉強への苦手意識が強くなってしまうのです。単に「勉強したくない」のではなく、「わからないから勉強したくない」と感じているのかもしれません。

まずはどこでつまずいているのかを一緒に確認し、理解できるところまで戻って学び直すことが大切です。

勉強の仕方がわからない

勉強の仕方がわからず、机に向かうこと自体を嫌がってしまう子どももいます。大人にとっては「教科書を読んで問題を解く」という流れが当たり前でも、子どもは「何から始めればいいの?」「わからない問題はどうすればいいの?」と戸惑っていることがあります。

地図がないまま目的地を探すのが難しいように、勉強の進め方がわからない状態では、やる気があっても思うように学習を進められません。その結果、「自分にはできない」と感じ、勉強が嫌いになってしまうのです。

子どもが勉強しないときは、「どうしてできないの?」と責めるのではなく、「どこで困っているの?」と聞いてみましょう。一緒に勉強の進め方を考えたり、小さな成功体験を積み重ねたりすることで、少しずつやる気が湧いてくるでしょう。

スマホやゲームの誘惑に負けている

スマホやゲームが楽しく、勉強よりも優先してしまう子どもも多いです。子どもにとって、ゲームや動画、SNSはすぐに楽しさや達成感を得られるものです。

一方で、勉強は成果が出るまでに時間がかかるため、どうしても後回しになりやすい傾向があります。

甘いお菓子と野菜が目の前に並んでいたら、多くの子どもがお菓子を選ぶように、楽しいことが目の前にあると勉強を優先するのは簡単ではありません。

無理にスマホやゲームを取り上げるのではなく、「勉強が終わったら遊ぶ」「利用時間を決める」など、子どもと一緒にルールを決めてみましょう。遊びと勉強のメリハリがつき、学習習慣を身につけられます。

ストレスや疲れた状態で集中できない

子どもは学校で勉強するだけでなく、友達との関わりや集団生活など、毎日さまざまなことに気を配りながら過ごしています。個人差はありますが、学校から帰るころには心も体も疲れてしまい、勉強する気力が残っていないこともあるでしょう。

また、習い事が多かったり、睡眠不足が続いていたりすると、さらに疲れがたまりやすくなります。疲れた状態では集中力も続きにくく、机に向かっても思うように勉強が進みません。

「勉強しない」と決めつける前に、子どもが疲れていないか、無理のある生活になっていないかを見直してみましょう。生活リズムや習い事とのバランスを整えることで、勉強に向かいやすくなる場合があります。

親に叱られる・急かされることがプレッシャーになっている

「早く勉強しなさい」「まだ宿題終わってないの?」と何度も言われると、子どもはプレッシャーを感じ、勉強に苦手意識を持つことがあります。

親は子どものことを思って声をかけていても、子どもにとっては「また怒られる」「勉強は嫌なもの」という印象につながってしまうことも少なくありません。

また、急かされることで反発心が生まれ、勉強を避けるようになる子どももいます。その結果、勉強しないことでさらに親に叱られ、ますます勉強が嫌いになるという悪循環に陥ることもあります。

子どもが勉強しないときは、頭ごなしに叱るのではなく、「何か困っていることはある?」「どこが難しいの?」と気持ちや状況を聞いてみてください。

安心して話せる環境をつくることで、子どもも勉強と向き合いやすくなります。

参考:学研 子どもが勉強をしない! その理由と対策をご紹介l

参考:森塾 子どもが勉強しない5つの理由

【小学生・中学生】子どもが勉強しないときの正しい対応法

子どもが勉強しないからといって、叱れば解決するわけではありません。むしろ、原因に合わない対応を続けるほど、子どもは勉強から距離を置いてしまうことがあります。子どもの様子を見ながら対応を少し変えるだけで、勉強への向き合い方が変わるケースも少なくありません。

ここでは、小学生・中学生の子どもが勉強しないときの正しい対応法を紹介します。

子どもがつまずいている原因を見つける

子どもが勉強しないときは、まず何につまずいているのかを確認してみましょう。「勉強が難しい」のか、「勉強の仕方がわからない」のかによって、必要なサポートは違います。原因がわからないまま無理に勉強をさせても、子どもの負担が大きくなるだけです。

わからない問題があれば、教科書やノートを一緒に見返しながら、「先生は何て説明していたかな?」「どこまではわかった?」と声をかけてみましょう。答えをすぐに教えるのではなく、子ども自身が考えながら答えを見つけられるようにサポートすると、「できた」という成功体験につながり、自信も育ちやすくなります。

勉強に集中できる環境を整える

子どもが勉強に集中できないときは、まず学習環境を見直してみましょう。テレビがついていたり、スマホやゲームがすぐ手に取れる場所にあったりすると、集中しようと思っても気が散ってしまいます。大人でも仕事中にスマホの通知が気になるように、子どもが誘惑に負けてしまうのはごく自然なことです。

机の上には勉強に必要なものだけを置き、テレビは消すなど、勉強に集中しやすい環境を整えてみてください。また、「勉強しなさい」と繰り返し伝えるよりも、子どもが勉強しない理由を見つけ、その原因に合ったサポートをするほうが効果的な場合もあります。

例えば、普段の会話の中で、勉強を通して知識が増えることや、将来の選択肢が広がることを伝えていくと、勉強に対する前向きな気持ちにつながるでしょう。

小さな目標を設定して成功体験を積む

最初から「1時間勉強しよう」「宿題を全部終わらせよう」と大きな目標を立てると、子どもは負担に感じてしまうことがあります。

まずは、「10分だけ勉強してみよう」「漢字を5個だけ覚えよう」など、達成しやすい目標から始めてみましょう。ハードルを下げることで、「これならできそう」と前向きな気持ちになりやすくなります。

小さな目標でも達成できたら、「最後まで頑張れたね」「昨日より集中できたね」と過程を褒めてあげてください。「できた」という成功体験を積み重ねることで、自信がつき、次の学習への意欲にもつながります。

子どもにあった声かけを意識する

子どもが勉強しないときは、声のかけ方を変えるだけで反応が変わることがあります。

「早く勉強しなさい」と命令口調よりも、「今日はどこまでできそう?」「何か困っていることはある?」と、子どもが自分で考えられるような言葉を選んでみましょう。命令されると、「やらされている」と感じ、反発したくなる子どもも少なくありません。一方で、自分で考えて決めたことは、「やってみよう」という気持ちにつながりやすくなります。

また、「100点取れてすごいね」だけではなく、「最後までよく頑張ったね」「昨日より集中できたね」と、努力した過程を褒める声かけも効果的です。誰でも、自分の頑張りを認めてもらえるとうれしいもの。子どもも同じです。「また頑張ってみよう」という気持ちが芽生え、自分から机に向かうきっかけにもなります。

勉強習慣を身につける仕組みを作る

勉強を習慣化すると、「勉強しよう」と毎日気合いを入れなくても、自然と机に向かうようになっていきます。「夕食の後は10分だけ勉強する」「夜9時までは勉強タイムにする」など、生活の一部に勉強の時間を組み込んでみましょう。

ただし、最初から長時間勉強する必要はありません。無理をすると、「勉強は疲れる」「面倒くさい」という印象を持ってしまいます。「今日は10分だけ」「宿題だけ終わらせよう」くらいの気持ちで十分です。

毎日少しずつ続けていくうちに、勉強することが当たり前になっていきます。

必要に応じて第三者の力を借りる

子どもだけでなく、保護者も頑張りすぎてしまうことがあります。思うように勉強してくれないと、何度も声をかけたり、一緒に勉強を見たりと、家庭だけで解決しようとしてしまうものです。

それでも状況が変わらないときは、塾という選択肢を考えてみるのもよいでしょう。学校の授業についていけず、「わからない」が積み重なると、勉強への苦手意識が強くなり、やる気を失う悪循環に陥ってしまいます。こうした状態は、できるだけ早く断ち切ることがポイントです。

塾に抵抗感がある子どもでも、仲の良い友達が通っているところなら、楽しく通い始められることもあります。自習室を利用しながら勉強する習慣が身につき、家庭とは違う環境で前向きに学べるケースも少なくありません。

参照URL:明光義塾 勉強しない子を放っておくとどうなる?リスクや効果的な対処法を紹介

【小学生・中学生】子どもが勉強しないときに避けたい親の行動

子どものためと思ってした行動が、実は勉強嫌いにつながってしまうことがあります。保護者に悪気はなくても、声のかけ方や接し方によっては、子どもがプレッシャーを感じ、勉強嫌いになってしまうことも少なくありません。

ここでは、小学生・中学生の子どもが勉強しないときに避けたい親の行動を紹介します。

「勉強しなさい」と何度も叱る

「勉強しなさい」と何度も叱っている方も多いのではないでしょうか。しかし、何度も命令されると、子どもは「やらされている」と感じ、勉強への意欲を失ってしまいます。

勉強しない理由は、やる気がないからとは限りません。内容がわからない、疲れている、勉強の仕方がわからないなど、子どもによって原因はさまざまです。

「勉強しなさい」と繰り返し伝えるのではなく、「一緒に勉強してみよう」「どこがわからないの?」と寄り添う声かけを意識してみましょう。

子どもの気持ちに寄り添うことで、安心して勉強に向き合いやすくなります。

きょうだいや友達と比較する

「お兄ちゃんはできるのに」「〇〇ちゃんはもっと勉強しているよ」と、きょうだいや友達と比べてしまうことはありませんか。子どもは、他の誰かと比較されると「自分はできない子なんだ」と感じ、自信を失ってしまうことがあります。その結果、勉強への意欲が下がるだけでなく、新しいことに挑戦する気持ちまで失ってしまうかもしれません。

子どもには、それぞれ得意なことや成長するペースがあります。他の子と比べるのではなく、「前より漢字が書けるようになったね」「昨日より集中できたね」など、その子自身の成長を認める声かけを意識してみましょう。

イライラした気持ちをぶつけてしまう

子どもがなかなか勉強しないと、イライラした気持ちをぶつけてしまうこともあるかもしれません。でも、大きな声で怒られると、子どもは問題を解くことよりも、「また怒られた」という気持ちで頭がいっぱいになってしまいます。

その結果、「もうやりたくない」「どうせまた怒られる」と感じ、余計に反発するようになることも少なくありません。また、「どこがわからないの?」と聞かれても、子どもが自分でどこにつまずいているのかを説明するのは難しいものです。

そんなときは、「どこから難しくなったかな。一緒に見てみようか」と声をかけてみてください。隣で一緒に考えてくれる人がいるだけで、子どもは安心してもう一度勉強に向き合えることがあります。

勉強しない状態を放置する

「そのうち勉強するようになるかもしれない」と様子を見ているうちに、勉強しない状態が続いてしまうこともあるでしょう。ですが、そのまま放置すると、授業についていけなくなり、「わからない」がどんどん増えてしまいます。その結果、「どうせやってもできない」と自信を失い、勉強へのやる気も低下してしまいます。

そのまま学年が上がると、受験や進路選択にも影響を及ぼし、通いたい高校や大学、将来の夢をかなえるための選択肢が狭くなることもあるでしょう。子どもが勉強しない状態が続いているときは、「そのうち何とかなる」と考えず、早めに原因を見つけて対応することが大切です。

参照URL:学研 子どもが勉強をしない! その理由と対策をご紹介

子どもが勉強しないときは個個塾に相談しよう

子どもが勉強しない理由は、やる気がないからではありません。多くの場合、勉強の内容が難しい、勉強の仕方がわからない、疲れやストレスを抱えているなど、子どもによって原因は異なります。

保護者ができることは、頭ごなしに叱るのではなく、子どもの気持ちに寄り添いながら原因を見つけ、一人ひとりに合った方法でサポートすることです。ご家庭だけでの対応が難しいと感じたら、学習塾を活用するのも一つの方法です。

個個塾は、地域密着型の個別指導専門塾として、一人ひとりの個性や学習状況に合わせた指導を行っています。開塾から20年以上、「一人ひとりを大切に」という想いのもと、多くの子どもたちの成長をサポートしてきた実績とノウハウがあります。

「子どもに合った勉強方法がわからない」「勉強習慣を身につけてほしい」とお悩みの方は、ぜひ個個塾へご相談ください。

この記事の監修者

北川

北川
小学部主任・個個塾椥辻教室マネージャー
現在は教室マネージャーとして教室運営全体を統括しながら、小学部主任として指導の中核を担っており、これまで小学生を中心に延べ約300名の生徒を指導してきた。
学習指導にとどまらず、多くの保護者が抱える学習面・生活面の悩みに寄り添いながら、一人ひとりの課題解決に取り組んできた実践経験を持つ。教科指導と並行して能力開発にも力を入れており、パズル速読教室の全国教室対抗戦では在籍教室が全国ランキング1位を獲得するなど、成果にも裏付けられた指導力を発揮している。
生徒の成長だけでなく保護者の安心にも重きを置き、寄り添う教育姿勢に定評のある指導責任者。