
こんなお悩みはありませんか?
「計算はできるのに文章題になると手が止まる」
「答えは合っているのに、『どうしてそうなったの?』と聞くと黙ってしまう」
「途中式を書かず、なんとなくで解いている気がする」
「説明するのが苦手で、考えを言葉にできない」
小学生の保護者の方から、こうしたご相談をよくいただきます。
でも実はこれ、
「考える力が足りない」わけではありません。
多くの場合、
論理的に考えるための「土台」がまだ育っている途中 なだけなのです。
この記事では以下のことがわかります:
✅論理的思考力とはどんな力なのか
✅論理的思考力はどのように育っていくのか
✅算数のどんな場面で必要になる力なのか
✅家庭で今日からできる関わり方・声かけ
論理的思考力とは「順番につなげて考える力」

論理的思考力というと、
「頭のいい子が持っている特別な力」
「難しい問題をスラスラ解ける力」
というイメージを持たれがちです。
でも、低学年の子どもたちにとっての論理的思考力はもっと身近なものです。
それは、物事を順番に考え、理由と結果をつなげて考える力のこと。
たとえば、
・まず何をして
・次に何が起きて
・だからこうなった
この「順番」と「つながり」を意識できることが、論理的思考力の正体です。
論理的思考力はいきなり育つものではありません
論理的思考力には、はっきりした「育ちの順番」があります。
① まず育つのは「順序の感覚」
第2回の記事でお伝えした
時間・順序の感覚 が、論理的思考力のいちばんの土台です。
・前と後
・先とあと
・手順
・流れ
これが分からないと、考えを並べることができません。
▼「順序の感覚」の育て方についてはこちらの記事をご覧ください。▼
② 次に育つのが「相互関係を理解する力」
順序が分かるようになると、次に育ってくるのが
「相互関係を理解する力」です。
これは、第3回でお伝えした
「パターンを見つける力」がさらに一段深まったものでもあります。
パターンを見ていると、子どもは次のようなことに気づき始めます。
・Aのあとには、いつもBがくる
・Bが増えると、Cも一緒に増える
・形や色の並び方が変わると、次にくるものも変わる
こうした気づきは、
・AだからBになる
・Bが変わると、Cも変わる
・条件が変わると、結果も変わる
という 「関係性を考える思考」につながっていきます。
つまり、
パターンとは「ただの並び」ではなく、
「なぜそうなるのか」「どうつながっているのか」を考える入口なのです。
このように、
順序 → パターン → 関係性
と考えられるようになることで、
考えが点ではなく線としてつながっていきます。
これが、
「考えをつなげる力」=論理的思考力の土台です。
図形の並びや色のくり返しを楽しんでいた子が、
「次はこれが来るはず」「ここを変えたらどうなるかな?」
と考え始めたとき、論理的思考力の芽はすでに育ち始めています。
▼「パターンを見つける力」の育て方についてはこちらの記事をご覧ください。▼
③ 順序 × 関係性 = 論理的思考力
この2つが合わさって、はじめて
・筋道立てて考える
・理由を説明する
・相手に伝わる考え方をする
という、論理的思考力が育っていきます。
子どもにありがちな「論理が育ち途中」のサイン
低学年では、こんな姿がよく見られます。
・文章題を最後まで読まず、数字だけ拾って計算する
・図形問題で、線を引かずに見た目で判断する
・答えは合っているけれど、説明ができない
・「なんとなく」で解いている
これらはすべて、
論理的思考力が育つ途中に見られる、ごく自然な姿 です。
「考えられない」のではなく、
「考えを整理する経験がまだ少ない」だけ。
ここで大切なのは、
間違いを直すことより、考えた過程に目を向けること です。
算数の中で論理的思考力が使われる場面

論理的思考力は、算数のあらゆる場面で使われます。
・文章題で条件を整理する
・どの計算を先にするか考える
・図形問題で補助線を考える
・規則性を見つける
・「なぜそうなるのか」を説明する
学年が上がるほど、
「答え」よりも「考え方」が重視されるようになります。
だからこそ、
低学年のうちに“考え方の土台”を育てておくこと が大切なのです。
家庭でできる論理的思考力の育て方
ポイントは「問題集を増やさない」こと
論理的思考力は、ドリルを増やすだけでは育ちません。
おすすめなのは、声かけと日常の会話 です。
● 声かけの工夫

・「どうしてそう思ったの?」
・「まず何を考えた?」
・「他のやり方はあるかな?」
正解・不正解よりも、
考えた順番を言葉にすること を大切にしてみてください。
● 日常生活でできること
・今日の予定を順番に話す
・料理の手順を説明してもらう
・買い物で「どれから取る?」と聞く
・遊びのルールを説明してもらう
どれも、
「まず → 次に → だから」
を意識する練習になります。
遊びは論理的思考力の最高の教材

論理的思考力は、遊びの中でもよく育ちます。
・すごろくやボードゲーム
・オセロ、将棋
・パズル、迷路
・プログラミング的な遊び
・マインクラフト
うまくいかない
→ 考え直す
→ やり直す
この繰り返しが自然に論理を鍛えてくれます。
論理的思考力は「ゆっくり育つ力」
論理的思考力は、すぐに成果が見える力ではありません。
・言葉にできなくてもOK
・説明がぐちゃぐちゃでもOK
・間違えてもOK
大切なのは、考えることをやめない経験を積み重ねることです。
まとめ
論理的思考力は、
・順序の感覚を土台に
・関係性を理解する力が育ち
・少しずつ形になっていく力
焦る必要はありません。
日常の中で
「どうして?」
「順番に教えて」
と声をかけるだけで、十分育っていきます。
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