中学生の勉強法を解説!効率の良い勉強法と定期テスト対策

「勉強しているのに成績が伸びない」
「子どもに合った勉強法がわからない」

このような悩みを抱えている保護者も多いのではないでしょうか。

お子さまに合った勉強法を見つけ、学習を習慣化することで、限られた時間でも効率よく成績アップを目指せます。

本記事では、中学生におすすめの効率のいい勉強法をはじめ、ノートの取り方や科目別の勉強法、定期テスト対策について解説します。

中学生が勉強法に悩む理由とは?

中学生が勉強法に悩む理由のひとつは、上手な勉強のしかたがわからないことです。実際に東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所が実施した「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」では、中学生の72.1%が「上手な勉強のしかたがわからない」と回答しています。調査結果からも、勉強法について悩んでいる中学生は少なくないことがうかがえます。

【出典】東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」

【中学生向け】効率のいい勉強法を紹介

中学生は、部活動や習い事、学校の宿題などで忙しく、十分な学習時間を確保できないことも少なくありません。限られた時間で学習効果を高めるためには、効率のいい勉強法を実践することが重要です。

ここでは、今日から始められる効率のいい勉強法を紹介します。

学習計画を立てて勉強を習慣化する

学習計画を立てると、何を勉強すべきかが明確になり、効率よく学習を進められます。

東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の調査によると、計画を立てて勉強する中学生は49.0%と約半数にとどまっており、学習計画を立てる習慣が十分に身についていない中学生もいることがうかがえます。

また、文部科学省が実施した全国学力・学習状況調査では、学校の授業時間以外の勉強時間は平日・休日いずれも減少傾向にあることが示されています。勉強を習慣化するためには、継続しやすい学習計画を立てることが大切です。まずは、「5教科合計350点」「毎日1時間勉強する」など、なるべく具体的な目標を設定しましょう。

次に、目標から逆算して、学習時間や科目、取り組む内容を決めていきます。毎日同じ時間に学習する習慣をつけると、継続しやすくなります。計画どおりに進まない日があっても、内容や時間を柔軟に調整し、まずは5分だけ取り組むなど、無理なく続けられる方法を取り入れましょう。

【出典】
東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」
文部科学省「令和7年度 全国学力・学習状況調査の結果について」

授業に主体的に取り組む

授業に主体的に取り組むことも、効率のいい勉強法のひとつです。

主体的に取り組むとは、先生の話を聞くだけの受け身の学習ではなく、自分で考えたり質問したりしながら学ぶことです。授業前に教科書や学習内容を予習し、授業中は先生の説明を集中して聞きます。

また、授業中にわからないことがあれば、そのままにしないよう意識しましょう。先生や友達に質問したり、問題演習に積極的に取り組んだりすることで、理解を深められます。

苦手分野を把握して重点的に対策する

効率よく成績を上げるためには、自分が苦手な分野や単元を把握し、重点的に対策することがポイントです。

東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の調査によると、「何が分かっていないか確かめながら勉強する」中学生は61.2%となっています。苦手な部分を把握しながら学習を進めることは、多くの中学生が実践している勉強法のひとつです。苦手な部分がわからない場合は、テストや小テスト、問題集、ワークを見直しましょう。何度も間違えた問題や理解があいまいな単元を書き出すと、苦手な部分を把握しやすくなります。

次に、つまずいている原因を細かく分析し、理解できるところまで戻って学び直していきます。苦手な分野は、基礎問題を繰り返し解いて基礎を固めましょう。理解が深まるにつれて、苦手意識が和らぎ、教科への興味を持ちやすくなります。

【出典】東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」

復習を繰り返して知識を定着させる

復習を繰り返すことは、学んだ内容を身につけるための効果的な勉強法のひとつです。

エビングハウスの忘却曲線では、学んだ内容は時間がたつほど忘れやすくなることが示されています。授業当日や翌日など、学んだ内容をできるだけ早く復習し、その後も定期的に振り返ることで知識を定着させやすくなります。テストやワークを解き直し、間違えた原因や理解が不十分な部分を確認して復習しましょう。英単語や漢字、用語などは、スキマ時間を活用して繰り返し学習すると、覚えやすくなります。

また、ノートにまとめるだけで終わらせず、声に出す、書く、暗唱するなど、インプットした内容をアウトプットすることも大切です。アウトプットによって覚えた内容を自分で思い出す機会が増え、記憶に残りやすくなります。

【出典】文理「エビングハウスの忘却曲線とは?」

成績アップにつながるノートの取り方

ノートはきれいに書くことよりも、見返したときに内容を理解しやすいようにまとめることを意識します。板書を書き写すだけでなく、先生の説明や重要なポイントを整理し、自分の言葉でまとめましょう。

また、見出しや重要語句など、本当に必要な部分だけ色分けすると、復習のときに要点を見つけやすくなります。

余白を残しておくと、復習で気づいたことや苦手なポイントなどを書き加えられ、自分専用の復習ノートとして活用できます。

【中学生向け】科目別の勉強法

科目によって効果的な勉強法は異なるため、それぞれの科目に合った方法を取り入れることが大切です。

ここでは、教育情報メディアで紹介されている内容を参考に、中学生向けの科目別の勉強法を紹介します。

【出典】コエテコ by GMO「効率の良い勉強法まとめ」
明光義塾「中学生の勉強法を紹介」

英語の勉強法

英語は、英単語や熟語、英文法などの基礎を身につけましょう。
英単語や熟語は毎日少しずつ覚え、よく使うフレーズや前置詞もあわせて学習すると効果的です。英文法は基本的なルールを理解したうえで、例文を使って覚えると定着しやすくなります。教科書の本文を繰り返し音読し、英文の意味を確認しながら読む・聞く・話す力をバランスよく養いましょう。
英単語や英文を書いたり、声に出したりしながら学習すると、読む力や書く力を身につけやすくなります。

数学の勉強法

数学は、公式や解き方を理解したうえで、問題演習に取り組むことが大切です。まずは基礎問題を繰り返し解き、基本的な考え方を身につけましょう。間違えた問題は解き直し、途中式を見直しながらどこでつまずいたのかを確認すると、理解が深まります。
苦手な単元は基礎から復習し、解けるようになってから応用問題に取り組むのがおすすめです。学校のワークや問題集を繰り返し活用し、毎日少しずつ学習を続けることで学力の定着につながります。

国語の勉強法

国語は、現代文・古文・漢文・漢字や語彙をバランスよく学習することを目指します。現代文と古文・漢文では勉強法が異なるため、それぞれの特徴に合わせて学びましょう。

現代文の勉強法

現代文では、語彙力や読解力を身につけることが欠かせません。
わからない言葉は、まず辞書などで意味や使い方を調べ、語彙を増やしていきます。文章を読む際は、文章全体の内容や筆者の主張を意識しながら読み、接続詞や指示語に注目して文章の流れを把握します。また、問題を解くときは、答えの根拠になる文章を確認しながら解くことが重要です。
間違えた問題の解説を読み、なぜその答えになるのかを理解することは、読解力の向上につながるでしょう。日頃から読書や新聞に触れることで、語彙力や読解力を養えます。

古文・漢文の勉強法

古文・漢文は、古文単語や漢文の句法などの基礎知識を身につけるところから始めます。
文法や歴史的仮名遣い、返り点など、基礎を固めていきましょう。わからない単語や表現は、その都度辞書などで調べて覚える習慣をつけると理解が深まります。基礎が身についたら、音読を繰り返して文章のリズムや意味に慣れることも効果的です。教科書を読み返し、問題集を繰り返し解くことで、内容を正しく読み取る力を養います。

理科の勉強法

理科は、用語を暗記するだけでなく、仕組みや現象を理解しながら学ぶことが基本です。教科書や図・イラストを活用し、実験や現象の流れをイメージすると理解が深まります。
たとえば、化学では物質の変化を実験や現象の流れとあわせて学ぶと、知識を整理しやすくなります。公式の使い方を理解し、計算問題を繰り返し解くとともに、苦手な単元は重点的に復習して知識を定着させましょう。

社会の勉強法

社会は、用語を暗記するだけでなく、物事の流れやつながりを理解することがポイントです。教科書や資料集、地図や年表などを活用すると、学習内容を整理しやすくなります。
社会は地理・歴史・公民に分かれており、それぞれ勉強法が異なるため、ここでは特に多く検索される地理と歴史の勉強法を紹介します。

地理の勉強法

地理は、地名を暗記するだけでなく、地域ごとの特徴や自然・産業との関わりを意識しながら学びましょう。気候や産業、文化、人口などは、それぞれの地域と関連付けて覚えると知識が定着しやすくなります。
たとえば、気候が農業や産業にどのような影響を与えているのかを考えながら学ぶと、地域ごとの特徴をイメージしやすくなります。また、統計資料やグラフを読み取る力も欠かせません。学校のワークや問題集を活用し、資料やグラフを読み取る問題にも慣れておくとよいでしょう。

歴史の勉強法

歴史は、時代の流れや出来事のつながりを意識しながら学ぶことが重要です。年表を活用すると、出来事の前後関係や時代の流れを把握しやすくなります。人物や出来事、文化を関連付けて覚えると、歴史の流れをより理解しやすくなります。教科書を読み返しながら重要な出来事を整理し、年表と照らし合わせて復習するとよいでしょう。

【中学生向け】定期テストで点数を上げる勉強法

定期テストで点数を上げるためには、計画的に学習を進めることが大切です。テスト範囲や苦手科目を把握し、自分に合った勉強法を取り入れることで、効率よく学習できます。
ここでは、中学生向けの定期テスト勉強法を紹介します。

定期テスト前の勉強スケジュールを立てる

定期テストの2~3週間前を目安に、テスト範囲を確認して勉強スケジュールを立てましょう。テスト日から逆算して1日ごとの学習内容を決めると、計画的に進めやすくなります。学校のワークなどの提出物は早めに終わらせ、残りの期間は苦手分野の復習や間違えた問題の解き直しに取り組むことがおすすめです。
「1週間前までにテスト範囲の学習を一通り終える」など、大まかな目標を決めておくと、計画どおりに進まない日があっても、全体の進み具合を見ながら調整しやすくなります。英単語や漢字などの暗記は、登校前や帰宅後のスキマ時間を活用して進めると、効率よく学習できます。

科目ごとの優先順位を決める

限られた時間で効率よく学習を進めるためには、全科目を均等に勉強するのではなく、科目ごとの優先順位を決めて取り組むことがポイントです。優先順位は人によって異なるため、全員に共通する科目の順番はありません。提出物の進み具合や苦手科目、目標点数、テストまでの日数を考えながら、自分に合った優先順位を決めることが重要です。理解に時間がかかる科目や苦手科目を優先し、得意科目は空いた時間に復習すると、効率よく学習を進められます。
たとえば、数学や英語は早めに取り組み、社会や理科は暗記を毎日少しずつ進めるなど、科目の特徴に合わせて学習を進める方法があります。
状況に応じて優先順位を見直し、無理のない計画で取り組みましょう。

問題集やワークを繰り返し解き直す

新しい問題集に手を広げるよりも、学校のワークや問題集を繰り返し解き直すことで、知識が定着しやすくなります。間違えた問題や自信をもって解けなかった問題は、解説を読んで解き方を確認し、振り返ることが大切です。間違えた問題は、できるようになるまで解き直し、同じミスを繰り返さないようにしましょう。

テスト前日に重要ポイントを最終確認する

テスト前日は、これまで学習した内容の確認を中心に進めましょう。
ノートやまとめを見返し、重要な用語、公式、暗記した内容を確認することで、知識を整理できます。過去に間違えた問題や苦手な単元を復習し、不安な部分を解消しておくと安心です。
十分な睡眠を取り、万全の状態でテストに挑みましょう。

中学生が勉強法で悩んだら個個塾の無料体験へ

中学生が成績を上げるためには、自分に合った効率のいい勉強法を継続することが大切です。
計画を立てて勉強を習慣化し、ノートを活用しながら定期テストに向けて学習を進めましょう。
国語・英語・数学・理科・社会は、それぞれの科目に合った勉強法を実践することで、知識が定着しやすくなります。
勉強法や学習計画に悩んでいる方は、学習塾の活用も選択肢のひとつです。
個個塾では、一人ひとりの学習状況や目標に合わせた個別指導を行っています。
まずは無料体験授業で、お子さまに合った勉強法を見つけてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

松谷

松谷
中学部主任・高校受験進路主任・統括マネージャー
現在は学習塾部門の統括マネージャーとして全体運営を担いながら、中学部主任として中学生指導の統括も務めている。教育業界歴は16年にわたり、これまでにのべ約1500名の生徒を担当。主に中学生の学習指導および進路指導に携わってきた。
長年の現場経験をもとに、学力向上だけでなく高校受験に向けた戦略的な学習設計や進路指導にも強みを持つ。また、高校との渉外担当として各校との情報連携にも従事し、最新の入試情報や学校ごとの特性を踏まえた実践的な進路提案を行っている。
現場指導と組織運営、さらに外部連携まで一貫して担う、中学生指導分野の実務に精通した指導責任者。西京高校などの最難関高校の合格者を輩出。