高校受験に必要な勉強時間について!偏差値別と長期休みの目安を解説

子どもが高校受験を控えるようになると、「周りのお子さんはどれくらい勉強しているのだろう」「うちの子の勉強量で足りているのか」と不安を感じる保護者の方も少なくありません。この記事では、高校受験に必要な勉強時間について、平均的な目安から、偏差値別や時期別まで幅広く解説します。

勉強時間の目安は、学年や時期、そして志望校の偏差値によって大きく変わります。まずは志望校合格に向けてどれくらいの勉強時間が必要かを把握し、自分に合った学習スケジュールを組み立ててみてはいかがでしょうか。

高校受験に必要な勉強時間の目安はどれくらい?

高校受験に向けた勉強時間には「絶対的な正解」があるわけではありませんが、多くの受験生や教育機関のデータを踏まえると、一定の目安を導き出せます。ここでは、全体像として、中学生の平均的な高校受験の勉強時間について紹介します。

勉強時間だけに注目すると見落としがちな、学習内容の質についても解説するので、高校受験に向けて準備を進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

中学生の平均的な高校受験の勉強時間

中学1・2年生の時点では、部活動や習い事に時間を取られることが多く、学校以外での勉強時間は1日30分〜1時間程度が目安とされています。

一方、受験学年である中学3年生になると、勉強時間は大きく増加します。部活動を引退する夏以降は勉強時間がさらに伸び、平日は3〜5時間、休日は7時間以上勉強する生徒も少なくありません。

学年 平日の勉強時間目安 休日の勉強時間目安
中学1・2年生 30分〜1時間 1〜3時間
中学3年生
(夏前まで)
1〜2時間 3〜5時間
中学3年生
(夏休み以降)
3〜5時間 7時間以上

参照元

塾選調べ:中学生の勉強時間に関する調査

中学生の勉強時間ってどのくらい?~高校受験に必要な勉強時間を考えよう~ | 栄光ゼミナール公式サイト

学年が上がるにつれて勉強時間が段階的に増えていく傾向は、多くの調査で共通している特徴だといえるでしょう。

勉強時間だけでなく学習内容の質も重要な理由

高校入試で出題される問題の多くは基礎力を問う内容であるため、まずは基礎を徹底的に固めることが、得点力を伸ばす近道です。基礎が定着していれば、限られた勉強時間でも効率よく応用問題に取り組めるようになります。

反対に、基礎が曖昧なまま演習量だけを増やしても、理解が浅いまま知識が定着せず、勉強時間に見合った成果が得られにくくなります。

勉強時間を確保するだけでなく、「間違えた問題を必ず復習する」「1冊の問題集を完璧に仕上げてから次に進む」といった学習の質を高める工夫を意識することが、効率的な受験勉強のカギといえるでしょう。

偏差値別に見る高校受験の勉強時間の目安【70・65・60・55・50・45】

志望校のレベルによって、必要となる勉強時間は大きく異なります。

ここでは、目標偏差値ごとに、平日・休日それぞれの勉強時間の目安と、取り組むべき学習内容を整理しました。あくまで目安として、現在の学力と目標との差を把握する際の参考にしてください。

目標偏差値 平日の勉強時間目安 休日の勉強時間目安 取り組むべき内容
45 30分〜1時間 1〜2時間 学習習慣の定着、教科書レベルの基礎固め
50 1〜2時間 3〜5時間 学校ワークの基礎問題を完璧にする
55 2〜3時間 5〜6時間 基礎の徹底と定期テスト対策の強化
60 2〜4時間 5〜8時間 応用問題への着手、過去問演習の開始
65 3〜4時間 6〜8時間 過去問・模試演習を中心とした実戦練習
70 4〜5時間 6〜8時間 難関校レベルの応用・発展問題の演習

※ここで紹介する時間は、中3夏以降に本格的な受験対策を始める際の目安です

参照元

高校受験の勉強時間まとめ【偏差値50/60/65/70】

高校受験の勉強時間はどのくらい?中3夏にギアを上げよう! | 推薦入試のスカイ予備校

【時期別】高校受験の勉強時間の目安|いつから増やす?

高校受験の勉強時間は、受験までの時期に応じて段階的に増やしていくのが基本です。ここでは、中学3年生の春から冬までの時期別に、勉強時間の目安を紹介します。

中3の春〜夏休み前の勉強時間

中学3年生の春〜夏休み前の勉強時間の目安は、部活動がまだ続いていることが多いため、平日は1〜2時間、休日は3〜5時間程度です。

この時期にやるべきことは、中学1・2年生の学習内容の復習です。高校入試で出題される問題の多くは既習範囲から出題されるため、早い段階で基礎を固めることが、受験本番での得点力に直結します。

夏休みに取り組みたい勉強時間

夏休みの勉強時間の目安は、部活動を引退する生徒が多いこともあり、塾の授業がある日(平日想定)は4〜6時間、塾がお休みの日や週末は6〜8時間です。

この時期は、「中学1・2年生の総復習」と「基礎固めの完成」を目標に設定するのが効果的です。夏休み中にどれだけ基礎を固められるかによって、秋以降に応用問題へ取り組みやすくなるかが大きく変わります。

また、生活リズムが乱れやすい時期でもあるため、毎日同じ時間帯に勉強する習慣を維持することも大切です。

夏休み後〜冬休み前の勉強時間

夏休みが明けると、クラス全体に受験の雰囲気が漂い始め、周囲の受験ムードに刺激を受けて勉強に集中しやすくなる時期です。平日は4〜6時間、休日は8時間程度を目安に、学習ペースを維持していきましょう。

この時期からは、模試の結果をもとに志望校との学力差を把握し、苦手分野の克服に重点を置いた学習が求められます。学校説明会や進路面談なども重なる時期のため、勉強時間を確保しながら、スケジュール管理を徹底することも大切です。

冬休みの高校受験対策に必要な勉強時間

冬休みは、入試本番を目前に控えた追い込みの時期です。そのため、平日・休日ともに8時間前後の勉強時間を確保することをおすすめします。

この時期は、新しい範囲に手を広げるよりも、これまでの学習内容の総復習と過去問演習に時間を割くことを優先しましょう。ただし、無理な詰め込みは体調を崩す原因にもなるため、睡眠時間を削りすぎないよう計画的に学習を進めることが大切です。

【平日・休日別】高校受験生の一日の勉強時間

高校受験では、平日と休日で確保できる時間が大きく異なるため、それぞれに適した学習計画を立てることが大切です。ここでは、平日・休日の勉強時間の目安や、効果的な時間の使い方について解説します。

平日と休日それぞれに適した勉強法を理解し、より効果的な学習習慣を身につけましょう。

平日に確保したい勉強時間

平日の勉強時間は、2〜3時間を目安に、自分の学年や志望校のレベルに合わせて調整することが大切です。

平日は学校の授業や部活動があり、確保できる時間には限りがあります。そのため、4時間以上の学習を長期間続けると、睡眠不足や集中力の低下などのオーバーワークにつながる可能性があります。

受験勉強では、継続的な学習習慣が非常に重要です。無理なく継続できる勉強時間を確保することを心がけましょう。

休日に確保したい勉強時間

休日は平日よりもまとまった時間を確保しやすいため、6〜8時間程度を目安に勉強時間を確保するとよいでしょう。

休日は長時間の学習になりやすいため、1〜2時間ごとに短い休憩を挟みながら進めることで、集中力を維持しやすくなります。また、平日に取り組めなかった応用問題や過去問演習など、まとまった時間が必要な学習を休日に取り入れることで、学習にメリハリをつけられます。

高校受験の勉強時間を効率よく増やす方法

高校受験では、ただ勉強時間を増やすだけでなく、限られた時間を効率よく使うことが合格への近道です。ここでは、勉強時間を効率よく使うために知っておきたいポイントを3つ紹介します。

毎日の学習スケジュールを作成する

「何を」「いつまでに」「どのレベルまで」勉強するのかを具体的に決めておくことで、日々の学習に迷いがなくなります。日々の学習スケジュールを決める際には、1週間単位でおおまかな計画を立て、1日単位で細かいタスクに落とし込む方法がおすすめです。

計画どおりに進まない日があっても、週の中で調整できる余白を持たせておくと、無理なく継続しやすくなります。

苦手科目と得意科目の勉強時間を調整する

得意科目ばかりに時間をかけていると、苦手科目が足を引っ張り、総合点が伸び悩む原因になります。一方で、苦手科目にばかり時間を割きすぎると、得意科目の得点力を維持できなくなる恐れがあります。

どちらのパターンも避けるためにも、苦手科目にはやや多めの時間を配分し、得意科目は短時間で得点力を維持する演習に絞るなど、全体のバランスを見ながらスケジュールを組むとよいでしょう。科目ごとにメリハリをつけることが、学習効率を高めるポイントです。

スキマ時間を活用して学習量を増やす

通学時間や食事の前後、就寝前の数分間など、日常の中には意外と多くのスキマ時間が存在します。そのため、1回あたりは短くても、積み重ねれば十分な学習量になります。

以下のように、短時間で区切りをつけやすい学習内容をスキマ時間に割り当てることで、まとまった勉強時間とは別に学習量を増やしながら、得点力の底上げにつなげられるでしょう。

●英単語や英熟語の暗記
●漢字や語句、社会の重要用語の暗記
●数学や理科の公式の確認
●一問一答形式の問題演習
●歴史年表や地理の地図&資料の確認

高校受験の勉強時間を確保できないときの対策

勉強時間を思うように確保できなくても、学習の進め方を工夫すれば効率よく成績を伸ばすことは十分可能です。ここでは、勉強時間が足りないときでも効率よく学習を進めるコツを3つ紹介します。

限られた時間では、やるべき内容に優先順位をつけ、基礎固めを中心に学習を進めることが重要です。

優先順位を決めて勉強する

勉強時間が限られている場合は、すべての内容を均等に学習するのではなく、優先順位を決めて取り組むことが重要です。まずは、苦手科目や配点の高い単元、定期テストや模試で間違えた分野から取り組みましょう。

「今やるべきこと」を明確にして学習を進めることで、限られた勉強時間でも着実に得点力を伸ばせます。

基礎固めから始めて効率よく成績を伸ばす

勉強時間が十分に取れない場合は、難しい問題に挑戦するよりも、まず基礎固めを優先しましょう。高校受験では、基礎問題の配点が大きいため、教科書レベルの内容を確実に身につけるだけでも、得点力は大きく向上します。

基礎が身についた後に応用問題へ進むことで、限られた勉強時間でも着実に成績を伸ばせます。

塾や家庭教師を活用するタイミング

自学自習だけでは勉強時間の確保や学習計画の管理が難しいと感じる場合は、塾や家庭教師の活用を検討するよいタイミングです。学習内容が体系的に整理された教材を使い、限られた時間の中で必要な範囲を効率よく学べる点は大きなメリットです。

勉強のやり方自体が分からない、何から手をつければよいか判断できないという状態が続いている場合は、早めに指導を受けられる環境を整えることで、学習効率を高めやすくなります。

地域に密着した個別指導塾や自宅で活用できるオンライン塾など、家庭や子供の性格に合わせた塾や家庭教師を探すとよいでしょう。

高校受験の勉強時間に関するよくある質問

ここでは、高校受験の勉強時間に関するよくある質問をQ&A方式で解説します。

高校受験は1日何時間勉強すれば合格できますか?

目安としては、中学3年生の平日は3時間前後、休日は6時間前後が一般的な目安です。しかし、偏差値の高い高校を目指す場合は、さらに多くの勉強時間が必要になるケースも珍しくありません。

勉強時間だけでなく、基礎の定着度や過去問演習の進み具合も踏まえて学習計画を立てることが大切です。

偏差値を上げるにはどれくらい勉強すればいいですか?

偏差値を5上げるには1日2時間以上、10上げるには1日3〜5時間程度の勉強を数ヶ月継続することが、一般的な目安とされています。ただし、必要な勉強時間は現在の学力や志望校のレベル、学習内容によって大きく異なります。

もともとの偏差値が低いほど短期間で伸びやすい傾向がある一方、偏差値55前後からは伸びが緩やかになりやすいため、勉強時間だけでなく学習内容の質を高めることも重要です。

高校受験では10時間以上勉強する必要がありますか?

難関校を目指す一部の受験生や、冬休み・直前期の追い込み期間には、10時間近く勉強する受験生もいますが、すべての受験生に必要というわけではありません。

長時間の勉強を続けると、睡眠不足や体調不良につながる恐れもあります。志望校のレベルに見合った現実的な勉強時間を設定し、無理のない範囲で学習の質を高めていくことが大切です。

高校受験の勉強時間を計画的に確保するなら個個塾の無料体験へ

高校受験に必要な勉強時間は、学年・時期・志望校の偏差値によって大きく変わります。中学1・2年生のうちは学習習慣づくりを優先し、中学3年生になってからは夏休みを中心に段階的に勉強時間を増やしていくのが基本的な流れです。

偏差値が高い志望校を目指すほど確保すべき勉強時間は増えますが、時間の長さだけでなく、基礎固めや過去問演習といった学習内容の質を高めることも同じくらい重要です。平日と休日でメリハリをつけ、スケジュールを立てながら無理のない範囲で勉強時間を積み上げていくことが、志望校合格への第一歩になります。

もし勉強時間の確保が難しいと感じた際は、個個塾グループをチェックしてみることをおすすめします。個個塾グループでは、長年の経験と実績をもとに、一人ひとりの課題や悩みに合わせた学習スケジュールを提案し、効率的な受験勉強をサポートしています。

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この記事の監修者

秋山

秋山
英語科主任・個個塾御殿山教室マネージャー
京都大学大学院に進学後、教育業界にて8年間、のべ約150名の生徒を指導し、主に英語指導および学習支援に従事。
教室マネージャーとして教室全体の運営を統括しながら、英語科主任として指導方針の設計・教材監修・講師育成にも携わっている。
留学経験を持ち、実践的な語学運用力と異文化理解を活かした指導が強み。日常会話レベルの英会話力を備え、教育現場に加えてレストランにおいて外国人客への接客業務も担当した経験を持つなど、現場で通用するコミュニケーション力にも定評がある。
受験英語における文法・読解指導に加え、「使える英語」を意識した実践的な指導設計を行い、生徒の目的に応じた柔軟な英語学習を実現する指導責任者。